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2009.11.09 *Mon

嫌な意味でドキドキ…

(そういえば”あれ”ってこの場所だったっけ…)

ゆらりゆらりと揺れる水面を見つめながら少年は過去に思いを巡らせる。
――あの時もちょうど今と同じように船に乗っていた。

少年は甲板で風に当たっていた。
何をするわけでもなく、誰かと話をするわけでもなく、ただ静かにぼんやりと流れていく景色を見つめていた。
少年が乗っているのは漁船ほどの大きさの船だった。
乗船できる人数は少数に限られており、また敢えてこのような船に乗ろうと思う人間が少ないのか、船に乗っていたのは少年以外に船を操縦する船長と少年のそばに座っている青年くらいだった。

ぼんやりと、どれくらいそうしていただろう。
水の中で停船している船がふと目に付いた。
だんだんと近づいてくるその船から少年はどうしてだか目が離せなかった。
船と船との距離が5メートルほどとなった時だっただろうか。

「…え、ぁ……!」

停まったままだった船がいきなり火を噴き爆発したのだ。
その驚きもつかの間、

「ぐっ…ごぼっ!」

少年は水の中へと落とされた。
何が起こったのか分からない。
ただ恐怖だけが脳裏を支配する。
揺れる水の向こうに見えるのは水面に上がろうとする少年を押さえつける同乗者の青年の姿。
青年は水中で呼吸の出来ない少年に向って何かを言っているようだった。
けれどそれを理解する余裕は少年にはなかった。
少年は自分を水の中へ押し戻さんとする青年の腕を力いっぱい掴み――

(…かなりひどい傷をつけてやったと思う…)

そう。
いま僕の隣にいる男の人の腕にある傷のような――

「……え?」
「なんで生きてんだよ。お前」

死んだはずだろ?
それが音となって少年の耳に届いたときにはすでに少年は押し倒されて首に手を掛けられていた。

「‥ぅぐっ…!」
「悪く思うなよ。怨むんなら お前の母親を怨め 」

その言葉を言われるのは二度目だということを少年は思い出した。
あの時。水の外へ上がろうともがいていた自分に向って放たれた言葉。

「お前の母親からの依頼だからな。俺を恨むなよ」

怨むならお前の母親を怨むんだな。
言葉の意味を理解したとき、少年はすでに少年ではなくなっていた。
そして、ヒトでもなかった。

「あ‥ああはははははは!」

狂ったように笑い続けるのは、もやは人ではなくバケモノ。
いきなり豹変した少年に青年はやばいと感じた。
少年の首にかけていた手を離し、後ずさる。

「ねェ。なんで逃げルの?」

ニタリと笑うその顔に少年の面影はない。
青年は噴き出す冷や汗を拭うこともできず、ただ恐怖に戦く。

「あははははは!くるよ…くるよくルよクルよ!」

不気味な笑い声とともに少年が腕を振り上げた――。




というところで、携帯のバイブ音が響いてハッと目が覚めました。
心臓に悪い…。恐ろしかった……!(泣)
夢なので意味不明だったところは多少脚色とかしてますが、ほぼこんな感じの夢でした。
なんでこんな夢を見たのか不明です。心臓に悪いだけなので本当にやめてほしい…orz
CATEGORY : 日常の小話

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